簡単いうと
誰に、何を、どのようにして商売するのかを決めたものだよ。
決めることで
– いるもの、いらないものの判断がしやすくなるよ
– 必要ない分野に、無駄に手を出さないようになるよ
みんなの同じ目的をもって行動できるようになるよ
ただし、限定しすぎるとチャンスを逃しちゃうこともあるから気を付けて
どんな風に商売するか決めること
もうちょっと詳しく書くと
英語のdomain(〔活動や影響の〕領域、分野)が由来であり
企業が、どの分野で・どのような商品を・どうやって提供するかを定義し
企業戦略を決定する際に使われるビジネス用語だよ
実生活に当てはめてみよう
ナットくんの家は、家族で八百屋を営んでいます。
八百屋の経営は順調で、一家3人が食べていくには十分な稼ぎがありました。
ナットくん一家には、大いなる野望があります。それは大金持ちになってムフフな生活を送ることです。
ムフフのためなら、どんな努力も惜しみません。
カネはすべてを解決する!
ある日、海外通の友人から、最新の冷蔵車は、鮮度を保ったままどこまでも運ぶことができると聞きました。
そこでナットくんは、八百屋のお金を持ちだし、最新型の冷蔵車を購入することにしました。
またある日、ナット父は近所のじぃさまから、魚の価格が上がっているので漁業が儲かると聞きました。
そこでナット父は、八百屋のお金で船を購入し、遠洋に釣りを行くことにしました。
八百屋では店番がいなくなり、ご近所さんが買いに来ても何も買えずに帰ることが増えました。
またまたある日、ナット母は近所のばぁさまから、野菜が豊作なので安く売ってあげるよと言われました。
そこでナット母は、買い付けに行くか悩みました。うんと悩みましたが決めきれず、
漁にでている父の帰りを待つことにしました。
そうこうしているうちに野菜は売り切れ、仕入れることができませんでした。
ナットくん一家は、それぞれ一生懸命働きました。
果たして、ナットくんは大金持ちになってムフフな生活は送れているでしょうか?
ほぼムリですよね・・・
順調だった八百屋でさえ維持できないんじゃないかと思われます。
あばばばば
なぜこのような事態になったのでしょうか?
その理由の一つが、ドメインを定義していなかったことにあります。
もし八百屋のドメインを
「近所の皆さんに、安全安心な野菜を、新鮮な状態で届ける」と
定義していたらどうでしょう?
冷蔵車がいらないって気づきましたよね。
店番も確保し八百屋の売上も確保できましたよね。
母一人で判断し、野菜を安く購入することができましたよね。
ドメインを定義することで
意思決定を明確にできる、経営資源を集中できる、組織を一体化できる
わけです。
ただし、ここに落とし穴があります。
もし父に天才的な漁師の才能があったら?
魚と野菜を組み合わせた、至高のメニューを開発し一大ブームを巻き起こせたら?
今頃ムフフな生活を手にしていることでしょう。
ドメインを限定しすぎるとチャンスを逃すことがあるので
見直すことも大事なのです。
まとめるよ
どんな事業し行うか定義したもので、事業を円滑に進めるためのものだよ
なるほど!なんとなくハラオチできたよ